海の底
3.0
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海の底からの来訪者が人々を襲うパニック小説!
巨大な海老が襲ってくる!なんて言葉と友にオススメされた本がこの「海の底」でした。
自衛隊三部作の内の海ともいえる作品ですね。
桜祭りで開放されてる基地に巨大な赤い甲殻類の大群がやってきて、次々に人を捕食し始めます。自衛隊は子供たちを助けて潜水艦に立てこもるも、周りを囲まれて動けない状況に追い込まれ・・・。さらに、その中で明らかになる歪んだ人間関係。
また、日本が持つ極端な武器使用への忌避感や、政府内での進まない議論といったところは日本らしさがよく表現されてると思います。